概要

科学技術にもとづく社会の高度発展にともない、新物質や新材料開発に対する要請がますます強くなっています。これらが現在の生活および産業基盤を支えていること、また先端化学が将来果す役割にますます期待が膨らんでいることにほかなりません。

化学はいま、新物質を作る技術に加えて、物質を構成する分子の生い立ちや性質を調べ、物質特有の機能を探索する学問に変貌しつつあります。材料化学専攻では無機材料、有機材料、高分子材料を中心に、構造と性質を分子レベルで解明しながら、新機能をもつ材料を設計するとともに、その合成方法を確立することを目的として研究・教育をおこなっています。

材料化学専攻は、機能材料設計学講座、無機材料化学講座(無機構造化学分野、応用固体化学分野)、有機材料化学講座(有機反応化学分野、天然物有機化学分野、材料解析化学分野)、高分子材料化学講座(高分子機能物性分野、生体材料化学分野)、ナノマテリアル講座(ナノマテリアル分野)で構成されています。