研究紹介

材料化学専攻では,有機材料・無機材料・高分子材料の分子設計と合成を行ない,新規な物性を評価することにより新規機能材料を創成していく研究を行なっています。具体的には,セラミックスや非晶質向き固体を中心としてナノ構造を構築し,その性質を様々な面から制御する研究と,固体化学の立場から無機固体化学の基礎物性と機能性無機材料への応用の研究を中心とする無機材料化学分野。遷移金属触媒および反応剤による高選択的反応の開発,その反応を利用した生理活性物質,分子エレクトロニクス・フォトニクス材料の開発を行なう有機材料化学分野。高分子レオロジーを基礎とする高分子材料物性の研究とペプチド・糖を利用する合成反応を利用する生体材料の研究を軸とする高分子材料化学分野。これらと関連して研究を行なう機能材料設計学と材料解析化学から研究室は構成されています。理論的な着想から実際の合成研究を経てそれらの評価までを統合して行なう研究が専攻としての特徴であり,異なる研究分野間の活発な意見交換や共同研究も専攻の特徴です。